寒中見舞いハガキは、年賀状を出しそびれた方や喪中の方への心配りとして、年始の挨拶をするのにぴったりの手段です。最近では、ダイソーやセリアといった100円ショップやコンビニでも手軽に入手・印刷できるようになりました。
本記事では、寒中見舞いハガキの購入方法について、特にダイソーとコンビニの比較を中心にご紹介します。あなたの用途に合った最適な選び方を見つけてみましょう。
この記事でわかること
- 寒中見舞いハガキをダイソーで購入する方法と特徴
- セリアやキャンドゥなど、他の100均との違い
- コンビニで印刷する方法と注意点
- それぞれの購入手段のメリットと使い分け方
寒中見舞い用ハガキはダイソーで買える？取扱状況と選び方
年末年始のご挨拶が一段落したころ、喪中の方や年賀状を出しそびれた相手へ改めて気遣いの気持ちを伝える「寒中見舞い」の時期がやってきます。寒さが本格化する1月中旬から2月初旬にかけて送るこの挨拶状は、ちょっとしたマナーや気配りが感じられる手段として重宝されています。
そんな寒中見舞いに使うはがきを用意しようと考えたとき、できれば費用は抑えつつ、品の良いデザインを選びたいもの。そこで便利なのが、100円ショップ「ダイソー」です。近所で気軽に立ち寄れる店舗が多く、価格も手頃で、何よりデザインのバリエーションが豊富。
このセクションでは、ダイソーでどんな寒中見舞いハガキが購入できるのか、どんな人に向いているのか、そして注意点などを詳しくご紹介します。
ダイソーの寒中見舞いハガキにはどんな種類がある？
ダイソーの寒中見舞いハガキは、シーズンごとに新しいデザインが登場するのが特徴です。2025年の最新商品では、「雪の結晶」「椿」「シマエナガ」など、冬の情緒を感じさせる自然モチーフが中心となっており、シンプルながらも洗練された印象を与えるデザインに仕上がっています。
これらのハガキは基本的に「私製はがき」仕様で、5枚入りのパックで販売されています。価格は税込110円と非常にお手頃で、1枚あたり約22円で入手できる計算になります。郵便局などで購入できる官製はがきに比べると、コストを大きく抑えることが可能です。
さらに注目すべきは、ダイソーの寒中見舞いハガキには無地タイプや挨拶文付きタイプなど、用途に応じたバリエーションが用意されている点です。文章が印刷されていない無地のタイプは、送り主の気持ちをより自由に表現するのに向いています。一方で、文章入りのタイプは時間がない方や、文章を考えるのが苦手な方にとって便利です。
また、プリンタ印刷に対応した商品もあり、自宅で宛名や挨拶文を印刷する際に重宝します。ただし、プリンタのインク種類によっては印刷が滲んだり定着しにくい場合があるので、事前に確認が必要です。
これらの特徴から、ダイソーの寒中見舞いハガキは「費用を抑えたいけどデザインにもこだわりたい」「たくさん出したい」「急ぎで用意したい」といった人に特におすすめです。
寒中見舞いハガキをダイソーで買うメリットと注意点
ダイソーで寒中見舞いハガキを購入するメリットは、何といっても「コストパフォーマンスの高さ」と「手軽さ」です。官製はがきや文具店の寒中見舞いカードに比べ、5枚で110円という価格は圧倒的に安く、しかもシンプルで使いやすいデザインが多いため、フォーマルにもカジュアルにも活用しやすいという強みがあります。
さらに、ダイソーは全国各地に店舗があるため、近くの店ですぐに買えるという利便性も大きなポイントです。オンラインストア（ダイソーネットストア）でも季節商品として掲載されることがあるため、忙しくて買いに行けない人にもチャンスがあります。特に寒中見舞いは年始明けすぐに準備するケースが多いため、ふと思い立ったタイミングで「ついで買い」できるのは大きな魅力です。
一方で注意点もあります。まず、ダイソーの寒中見舞いハガキは、基本的に私製はがき仕様で、郵送するには85円分の切手が必要です（2025年現在）。なお、旧料金である63円のはがきを使用する場合は、差額の22円分を追加で貼ることで対応可能です。官製はがきのように切手込みではない点は意外と見落とされがちなので注意しましょう。
また、紙質や印刷面の違いから、プリンターとの相性によってはインクが乾きにくい、にじむといったトラブルもあります。特に顔料インクのプリンターを使用している場合は、印刷前にプリンターメーカーの仕様確認やテスト印刷をしておくと安心です。
さらに、寒中見舞い用ハガキは季節限定の商品であるため、販売期間が非常に短いです。店舗によっては取り扱いがない場合もあるため、事前に在庫確認をしておくことをおすすめします。また、年明けから2月初旬までがメインの販売時期となるため、買いそびれると入手が難しくなる点にも注意が必要です。
ダイソーでの販売時期や在庫状況の傾向
ダイソーにおける寒中見舞いハガキの販売時期は、例年12月下旬から1月上旬にかけてがピークです。ちょうど年賀状販売が終わりかけるタイミングと重なり、喪中の方への挨拶状や年賀状を送らなかった相手へのフォローとして需要が高まる時期に合わせて並び始めます。
特に年末年始の営業再開直後（1月4日ごろ）には、寒中見舞いコーナーが展開されているケースが多く、種類も比較的豊富に揃っています。しかし、1月中旬を過ぎると在庫が減少し、品薄になる店舗も多くなっていきます。これは、年末年始商戦の在庫処分を含めて店頭在庫が補充されにくくなるためです。
ダイソーでは、こうした季節商品を多く扱っているため、同じ寒中見舞いハガキでも地域や店舗によって取り扱い状況が異なります。大型店舗では複数種類のデザインが選べることもありますが、小型店舗では1種類のみ、もしくはそもそも取り扱いがないケースもあるのが実情です。
そのため、寒中見舞いハガキを確実に手に入れたい場合は、店舗に電話確認をするか、ネットストアで取り扱いがあるかどうかを早めにチェックしておくのが賢明です。また、販売終了後は在庫が再入荷されることがほとんどないため、1月初旬のうちに必要分をまとめて購入しておくと安心です。
寒中見舞い用ハガキはダイソー以外の100均にもある？
寒中見舞いの時期になると「どこでハガキを買えばいいの？」と悩む方も多いのではないでしょうか。ダイソーのほかにも、セリアやキャンドゥといった100円ショップでも寒中見舞い用のハガキが販売されていることがあります。
このセクションでは、ダイソー以外の100均での取扱状況や、それぞれの特徴、どこで購入するのが最も自分に合っているかを判断するための情報を詳しく紹介していきます。
セリアやキャンドゥの寒中見舞いハガキ事情
セリアやキャンドゥといった100円ショップでも、毎年冬の時期になると寒中見舞い用のはがきやポストカード類が店頭に並び始めます。特にセリアは「デザイン性の高い商品が多い」とSNSなどでも人気があり、寒中見舞い用ハガキにもその傾向が表れています。
セリアで見かける寒中見舞いハガキは、上品な和風柄や、シンプルながらも洗練されたレイアウトのものが多く、手書きでメッセージを書き添えるだけで季節感と心遣いをしっかり伝えることができます。中には、水彩画風の植物モチーフや雪景色のイラストが描かれているものもあり、年齢や関係性を問わず使いやすい点が好評です。
キャンドゥにおいても、年末年始の季節商品として寒中見舞い用のポストカードを取り扱っていることがあります。ただし、セリアやダイソーに比べると取り扱い店舗がやや限られている印象があり、種類も少なめです。あらかじめ取り扱いがあるか店舗に問い合わせておくと安心です。
また、これらの100均の寒中見舞いハガキは、基本的に私製はがき仕様で、別途切手を貼って送る形式になります。価格はダイソーと同様に5枚110円が主流で、コスパを重視しつつもデザインにこだわりたい方におすすめです。
デザインや素材感の違いはある？
100円ショップ各社の寒中見舞いハガキを比較すると、明らかに違いが出てくるのが「デザイン性」と「素材感」です。たとえば、ダイソーのハガキはシンプルで実用性を重視したデザインが多い一方、セリアは見た目の可愛さやアート性を重視した商品が多く、女性や若い世代を中心に支持されています。
素材面では、紙質にも若干の差があります。セリアの寒中見舞いハガキはマットな質感で、ペンでの書き心地が良いものが多い傾向にあります。一方、ダイソーは光沢感のあるタイプやインクジェット印刷向けのコート紙タイプなどが多く、印刷派にはこちらが便利です。
キャンドゥはやや控えめなラインナップですが、シンプルで無地のポストカードを寒中見舞いとして活用する方も多いようです。逆に言えば、自分でイラストを描いたり、手書きのメッセージにこだわる人には向いていると言えるでしょう。
どのショップを選ぶかは、送り先との関係性や自身の好みによって異なりますが、デザイン性を重視するならセリア、コスパと実用性のバランスを求めるならダイソー、シンプルさと自由度の高さを求めるならキャンドゥがそれぞれ向いています。
100均で寒中見舞いハガキを選ぶ際の注意点
100円ショップで寒中見舞いハガキを購入する際には、いくつかの注意点があります。まず、先述の通り、これらの商品はほとんどが「私製はがき」であるため、郵送するには85円分の切手が必要です。切手の貼り忘れや、不足による返送を防ぐためにも、あらかじめ切手の準備をしておくことが大切です。
次に、取り扱いのタイミングと在庫に注意が必要です。寒中見舞いは短期間で需要が集中するため、1月中旬を過ぎると種類や在庫がかなり減少します。多くの店舗で年末年始の棚替えが行われる中、寒中見舞いハガキのスペースは早めに縮小されてしまう傾向があります。
また、同じ店舗名でも、地域や立地によって品揃えにばらつきがあります。たとえば、駅ビル内の小型店舗では季節商品の展開が限られている場合もありますので、できるだけ大型の路面店や商業施設内の店舗を狙うと良いでしょう。
そして最後に、100均のハガキは大量生産されているため、印刷ズレや折れ、インクのにじみなど、品質にばらつきが出ることがあります。購入前に中身を確認できる場合は、印刷の状態や紙の質を軽くチェックしておくと安心です。
寒中見舞い用ハガキはダイソーとコンビニどっちが便利？
寒中見舞いを出す時期は、年賀状が落ち着いた1月中旬から2月初旬にかけてが中心です。喪中の方や年賀状を送れなかった相手にご挨拶する大切なマナーとして、寒中見舞いはがきを準備する人も増えています。
そこで、気になるのが「どこでハガキを買うか」という点。100円ショップのダイソーはもちろん便利ですが、セブンイレブンやローソンなどのコンビニでも購入や印刷が可能です。
このセクションでは、ダイソーとコンビニの違い、それぞれのメリットや利用方法について詳しくご紹介します。
コンビニで寒中見舞いハガキはどこで買える？
近年、コンビニはただの軽食購入や公共料金支払いの場ではなく、年賀状や寒中見舞いなどの季節商品の取り扱いも充実してきています。とくにセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど大手チェーンでは、マルチコピー機を使ったハガキ印刷サービスが利用でき、専用のアプリやウェブサイト経由で、寒中見舞い用のデザインを選んで簡単にプリントアウトできる仕組みが整っています。
これらの印刷サービスでは、スマホやUSBメモリから画像を送信し、コンビニのプリンターでその場で印刷可能です。デザインテンプレートが用意されている場合もあり、事前にソフトをインストールすれば短時間で作成・出力が完了するのも魅力です。
ただし、店舗によっては寒中見舞い用のテンプレートが季節限定でしか使えない場合があり、利用できる期間に制限がある点には注意が必要です。また、すでに印刷された寒中見舞いハガキ（完成品）がレジ横などに陳列されていることもありますが、取り扱いは限定的で、全店舗で必ず入手できるわけではありません。
コンビニは24時間営業しているため、思い立った時にすぐ印刷できる点は大きな強みです。「夜中に急ぎでハガキが必要になった」「家にプリンターがない」といった場合には、非常に頼りになる存在と言えるでしょう。
セブン・ローソンのプリントサービスを活用する方法
セブンイレブンやローソンで提供されているプリントサービスは、非常に使い勝手がよく、寒中見舞いハガキの作成にもぴったりです。ここでは、それぞれの店舗での印刷方法や注意点について詳しくご紹介します。
まずセブンイレブンでは、「ネットプリント」または「セブンプリント」というサービスが利用できます。ユーザーはウェブサイトまたは専用アプリから寒中見舞い用の画像やPDFファイルをアップロードし、発行された予約番号を店舗のマルチコピー機に入力することで、すぐに印刷ができます。テンプレートも豊富で、デザインが苦手な人でも気軽に使えるのがメリットです。
ローソンでは「PrintSmash（プリントスマッシュ）」というアプリが用意されており、スマホ内の画像データをそのままコピー機に送信して印刷できます。こちらもネット接続を介してデータを送るため、事前に家で準備しておけば、店舗ではほんの数分で印刷完了します。
これらのサービスは便利ですが、コンビニ印刷にはハガキの持ち込み可否という注意点があります。多くの場合、ハガキを自分で持ち込むのではなく、店舗備え付けのハガキ用紙を使うことになるため、官製はがきとの違いや送料に関する条件（切手が必要かなど）を確認しておく必要があります。
また、印刷コストは1枚60円〜80円程度と、ダイソーなど100均に比べるとやや高めですが、必要な枚数だけをピンポイントで印刷できるため、少量しか使わない人にはコスパが良いと言えます。
コンビニとダイソー、どちらが便利でお得？
寒中見舞いハガキを「コンビニで印刷」するのと「ダイソーで購入」するのでは、それぞれに利点と注意点があります。用途やシチュエーションによって、どちらが向いているかを判断することが大切です。
まず、コスト面で見ると圧倒的にダイソーが有利です。5枚110円という価格設定は非常にお得で、枚数が多い場合や家族・親戚などにまとめて送りたい場合にはコスパが圧倒的です。また、自宅にプリンターがある方であれば、ダイソーの私製はがきを使ってオリジナルの挨拶文やデザインを自由に印刷できるため、カスタマイズ性も高いと言えます。
一方で、プリンターを持っていない人や、テンプレートを活用して短時間で済ませたい人には、コンビニ印刷が便利です。テンプレートを選んでスマホから送信すれば、最寄りの店舗で数分以内に印刷できるため、急ぎの対応にも最適です。特に1〜2枚だけ必要な場合には、ダイソーで5枚入りを買うより経済的になるケースもあります。
ただし、コンビニの印刷コストは1枚あたり60〜80円と割高で、テンプレートのデザインも万人向けのものが多いため、他と被る可能性もあります。また、年末年始などはマルチコピー機が混雑することもあるため、利用タイミングにも注意が必要です。
結論としては、「手軽さとスピード」を重視するならコンビニ、「コスパと自由度」を求めるならダイソーがおすすめです。自分の目的や手元の環境に合わせて、どちらを使うか選んでみてください。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 寒中見舞いハガキは1月中旬〜2月初旬に送るのが一般的
- ダイソーでは5枚入り110円で寒中見舞いハガキが購入可能
- デザインは「雪の結晶」や「椿」など冬らしいものが多い
- 私製はがきのため郵送には2025年現在85円切手が必要
- セリアやキャンドゥでもおしゃれな寒中見舞いハガキが手に入る
- 100均各社でデザイン性や紙質に違いがある
- コンビニではマルチコピー機で寒中見舞いを印刷可能
- セブンやローソンでは専用アプリでテンプレート印刷が簡単
- ダイソーはコスパ、コンビニは手軽さが強み
- 自分の環境や用途に応じて最適な購入方法を選ぶのがベスト
寒中見舞いは、年始のご挨拶ができなかった相手への心温まるメッセージとして活用されます。今回ご紹介したように、ダイソーやセリア、コンビニといった身近な場所で手軽に入手・印刷ができるため、ぜひ気軽に取り入れてみてください。
送り先の方の心に残る、ちょっとした気配りができる季節の風物詩として、寒中見舞いの文化を続けていけたら素敵ですね。
